ふむ...

やおういかんのぅ

空間について考えた結果

睡眠不足で寝ぼけ頭、そんなときはどうも奇妙奇天烈なことを考えてしまいますね。

この「果てしない宇宙空間」の「外側」はどうなっているのだろうか?

「宇宙空間」の「外側」に、またもう一つ別の空間が存在して、その大きな空間がわれわれの空間を包みこんでいるのだろうか?

では、その「空間の外の空間」はどんな風になっているのだろう?

などなど……。

頭が疲れていると、変なことを考えるものですが、それにしても何という愚問でしょう!!

段ボールの箱ではないのだから、箱の外、つまり宇宙空間の外に何かがあるとか、ちょっとその外に出てみるとか、あり得ない話ですね。

まぁ、われわれの身の回りのものはたいてい「中」とか「内側」があれば、必ずその「外」が存在します。

「カバンの中から手帳を、外に取り出す」とか「家の中にばかり居ないで、外に出てみよう」などと言いますから、「中」があれば、必ず「外」があるという思考の習慣が身に染みついてしまっています。それで、つい「宇宙の外」などと考えてしまうのでしょうが……。

「中」はあっても「外」はない。「宇宙空間の外側」なるものは、たしかに言葉では言えますが、そもそもそんなものは論理的に考えることが出来ないのですね。宇宙空間そのものが、イコール、何かある境界線で囲まれた物質の「外」のことなのですから。

「外」の「外」の、そのまた「外」などと言っていたら、いよいよ頭がおかしくなってきたと考えていいのでしょうね。<完>

 地球の「大気圏の外側」は存在します。まさに「宇宙空間」と呼ばれるものです。さて、ではその「外側」は?

答えられるのは、宗教の立場からぐらいでしょうか。

宗教では、普通の言語生活で使う「在る」とか「空間」とかの概念がすでに比喩として使われているにように見えますね。

「在る」というのは「無い」と同じであるとか、宗教の人たちはそう言ったりします……。
つまり、宗教の世界では、普遍的な証明が不可能な個人的な直観で話が進んでゆくと言えるでしょう。